イタリア車売却物語 ― 2006年05月25日 00時17分41秒
大好きだったイタリア車の売却物語です。
イタリア車専門店数社と、インターネットの一括申し込みで買い取り先を探しました。
インターネットは申し込んだ直後から、ガンガン電話が掛かってきて驚きました。
郵便番号から最寄の登録店舗に、即時データが飛ぶようになっているようです。
人はその人の葬儀の時に価値が分かるなどといいますが、クルマも別れ際に様々なことが見えました。
8年落ちのイタリア車となると、対応が見事に真っ二つでした。
【その1】
あなたのクルマに価値はない。当社が少しだけ色をつけて引き取ります。
【その2】
これ貴重なクルマです。ぜひ引き取らせてください。
前者は当然論外で、電話の時点で丁重に査定をお断りしました。かといって後者でも反応は様々です。
【ラテン車 専門店A社】
メールや電話では好印象でしたが、査定してもらうと態度が急転。ありとあらゆるウイークポイントを指摘して、叩きに掛かります。
大手買取店に指摘を受ける分には全く問題ないのですが、イタリア車の価値も弱さも理解しているハズの専門店に叩かれるのは残念な気持ちになります。
【専門店B社】
長い付き合いもあり一番期待してた会社です。一般的な買取のセオリーである、市場の買取基準金額を下回る金額の提示です。
長きに渡り点検、車検、修理、顧客紹介をしてきたキャリアは、買取評価の対象ではないようでした。
【専門店C社】
クルマへの愛情を理解していただき、市場の買取基準金額を上回る提示額をいただきました。
幸いにもC社のような会社と複数巡り合え、私の予想を超えた買取金額となりました。
ただ、クルマへの愛情を金額で評価するというのは本当に難しいことで、今回の私はラッキーだったのかも知れません。
このような結果になったのは、日頃から愛情を持って接することに尽きると思います。
私は7年半の間、自分で洗車をしたことはありませんし、エンジンオイルもマニュアルの指定より短期で交換したことはありません。でも、本当に大切に使っていました。
買取先に引き取られて行く時の内装の状態は、大げさかも知れませんが、新車の雰囲気を持っていました。
内装は売却前に綺麗にしようとしても、どうにもならないものです。
私は売却時のことを考えて使っていた分けではありません。むしろ全く考えたことはありませんでした。
できることなら30年くらい使おうと思ってましたし、チャンスがあればいつか再会したいとすら思っています。
今回の買取の件で、様々な方より、アドバイスをいただきました。
感謝しております!
イタリア車との別れ ― 2006年03月20日 23時35分06秒
7年半前に、ドイツ車からイタリア車に乗り換えた時、ドイツ車との別れの寂しさよりも、イタリア車との出逢いの嬉しさが勝ってました。
でも今回は逆です。
フランス車を向かい入れる嬉しさよりも、はるかに大きな寂しさがあります。
今までのいろいろなことが自分の中で駆け巡ります。
イタリア車を買うまでの、ここには表現しきれない様々なこと。
買った時のこと。
シフトダウンした時にエンジンがギュオーンと吠えて、廻りを見渡してフェラーリを探したこと。
はじめての長距離ドライブで、ギヤワイヤーが切れて高速道路で止まったこと。
ツインリンクもてぎのオーバルコースを走ったこと。
時速200キロを刻んだこと。
鈴鹿で車中泊したこと。
そしてなによりも、クルマを通じて多くの友人を造ってくれたこと。
私にはクルマ以上の何かでした。
この文章を書いたことで、寂しいという気持ちから感謝の気持ちに変わりつつあります。
でも今回は逆です。
フランス車を向かい入れる嬉しさよりも、はるかに大きな寂しさがあります。
今までのいろいろなことが自分の中で駆け巡ります。
イタリア車を買うまでの、ここには表現しきれない様々なこと。
買った時のこと。
シフトダウンした時にエンジンがギュオーンと吠えて、廻りを見渡してフェラーリを探したこと。
はじめての長距離ドライブで、ギヤワイヤーが切れて高速道路で止まったこと。
ツインリンクもてぎのオーバルコースを走ったこと。
時速200キロを刻んだこと。
鈴鹿で車中泊したこと。
そしてなによりも、クルマを通じて多くの友人を造ってくれたこと。
私にはクルマ以上の何かでした。
この文章を書いたことで、寂しいという気持ちから感謝の気持ちに変わりつつあります。
イタリア車戻る ― 2006年03月12日 00時53分27秒
修理から帰ってきました。
このクルマと過ごすのもあと僅かですが、しばらく距離を置いてみると改めて存在感のあるクルマだと感じます。
ドアを開けるのにも、体を放り込むのも、エンジンをかけるのも適度な緊張感があります。
それは1998年に購入した時から、今日まで全く変わらないものです。
このクルマと過ごすのもあと僅かですが、しばらく距離を置いてみると改めて存在感のあるクルマだと感じます。
ドアを開けるのにも、体を放り込むのも、エンジンをかけるのも適度な緊張感があります。
それは1998年に購入した時から、今日まで全く変わらないものです。
代車で1,000キロ ― 2006年03月07日 01時00分25秒
チョット古めのイタリア車は修理から帰ってきません。
ラジエター関連のパーツの入荷待ちで、バラされたまま放置された状態が続いています。
インポーターにやる気がないので、パーツが手に入らずにメンテナンスで苦労している同志の話もよく聞きますが、大好きだったクルマとの別れが、このような結末になってしまうことはなんとも残念です。
これもまたイタリアンな一面といってしまえば、それまでなんですが。
既に次のクルマが納車可能な状態でスタンバイしていますが、そんなわけでバトンタッチができないでいます。
代車は日産の高級車 → 三菱の大衆車 → ホンダのチョット古い高級車 と変わってて、合計の走行距離は1,000キロを超えました。
ラジエター関連のパーツの入荷待ちで、バラされたまま放置された状態が続いています。
インポーターにやる気がないので、パーツが手に入らずにメンテナンスで苦労している同志の話もよく聞きますが、大好きだったクルマとの別れが、このような結末になってしまうことはなんとも残念です。
これもまたイタリアンな一面といってしまえば、それまでなんですが。
既に次のクルマが納車可能な状態でスタンバイしていますが、そんなわけでバトンタッチができないでいます。
代車は日産の高級車 → 三菱の大衆車 → ホンダのチョット古い高級車 と変わってて、合計の走行距離は1,000キロを超えました。
Alfa 159 ― 2006年02月11日 02時36分57秒
新宿のショールームでまじまじと実車を見てきました。
正直な感想は、大きく落胆しました。造形美を大切に考える人からは支持されないカタチに思えます。
外も中も。
クルマ全体から強く媚びた感じを受けます。
人間に例えるなら、自慢話をしたり、品性がないのに一流品を身に付けているようなタイプでしょうか。
イタリア車、特にアルファロメオとランチャはかつて媚びないクルマを造ってきたメーカーに感じていたのですが、もうそういう感性の人がモノ造りに関わっていないのかも知れません。
ディテールの美学も感じられません。
最近は日本車もスタイリッシュになる努力をしてますが、イタリア発の新作プロダクツがこれでは悲しくなってしまいます。
デザインを仕事とする者として、イタリアンデザインはいつまでも手の届かない憧れであってほしいものです。醜態は見たくありません。
(全て主観)
※ 走らせてないので、動的性能の印象ではありません。
正直な感想は、大きく落胆しました。造形美を大切に考える人からは支持されないカタチに思えます。
外も中も。
クルマ全体から強く媚びた感じを受けます。
人間に例えるなら、自慢話をしたり、品性がないのに一流品を身に付けているようなタイプでしょうか。
イタリア車、特にアルファロメオとランチャはかつて媚びないクルマを造ってきたメーカーに感じていたのですが、もうそういう感性の人がモノ造りに関わっていないのかも知れません。
ディテールの美学も感じられません。
最近は日本車もスタイリッシュになる努力をしてますが、イタリア発の新作プロダクツがこれでは悲しくなってしまいます。
デザインを仕事とする者として、イタリアンデザインはいつまでも手の届かない憧れであってほしいものです。醜態は見たくありません。
(全て主観)
※ 走らせてないので、動的性能の印象ではありません。
ルノー ― 2006年02月06日 02時02分37秒
いろいろと動きのある私の身辺ですが、7年半振りにクルマを買い換えることにしました。
2005年にF1で大活躍したご褒美として、ルノー車を購入します。
今乗っているイタリア車も大好きで、現在諸般の事情で修理中ですが、気付いている問題箇所は全て修理をしています。
すっかり色褪せたエンブレムも、新オーナーに嫁ぐ前に新調します。
クーラントが漏れ気味なので、ラジエターも新品に交換します。
あっ、それから本意ではなかったのですが、フロントバンパーも新品になります。
極めてオリジナルに近い状態を維持しているので、そういうことの分かる方に次の管理を託せたらと願ってます。
2005年にF1で大活躍したご褒美として、ルノー車を購入します。
今乗っているイタリア車も大好きで、現在諸般の事情で修理中ですが、気付いている問題箇所は全て修理をしています。
すっかり色褪せたエンブレムも、新オーナーに嫁ぐ前に新調します。
クーラントが漏れ気味なので、ラジエターも新品に交換します。
あっ、それから本意ではなかったのですが、フロントバンパーも新品になります。
極めてオリジナルに近い状態を維持しているので、そういうことの分かる方に次の管理を託せたらと願ってます。
代車の代車 ― 2006年02月01日 01時14分48秒
現在クルマを修理中ですが、製造後7年経ったユルいインポーターの輸入車なこともあり、交換パーツが入手できず未修理の状態で一旦我が家に戻ってくることになりました。
ひと月後くらいにパーツが入り次第、改めて再入院します。
そんな折、代車として借りている日産の高級車(保険会社の手配したレンタカー)がバイクに追突され、リアバンパーの鉄骨が剥き出しになるアクシデントがありました。
その日のうちにレンタカー業者の手配で、別のクルマに入れ替わりました。
今度は三菱のランサー(過激ではないグレード)です。
日産の高級車よりも、三菱の大衆車の方が好印象です。
ひと月後くらいにパーツが入り次第、改めて再入院します。
そんな折、代車として借りている日産の高級車(保険会社の手配したレンタカー)がバイクに追突され、リアバンパーの鉄骨が剥き出しになるアクシデントがありました。
その日のうちにレンタカー業者の手配で、別のクルマに入れ替わりました。
今度は三菱のランサー(過激ではないグレード)です。
日産の高級車よりも、三菱の大衆車の方が好印象です。
クジラのようなクルマ ― 2006年01月27日 22時58分50秒
家族からも愛されているクルマを修理に出したので、しばらくは日産の高級車を代車として使います。
内装の雰囲気とかが媚びた感じで、シックリきません。
走りももさーっとした感じで、気持ちよくないです。
クルマ好きにとって刺激的なクルマに乗ることは、とても大切なことだと感じました。
内装の雰囲気とかが媚びた感じで、シックリきません。
走りももさーっとした感じで、気持ちよくないです。
クルマ好きにとって刺激的なクルマに乗ることは、とても大切なことだと感じました。
2005 東京モーターショー ― 2005年10月31日 21時19分58秒
ディーゼル普及に熱を入れるボッシュ社には共感を持ちましたが、どこもパッとしない印象です。
欧州各社も東京を重く考えてはいないようです。
GMとFIATからは全く元気を感じません。
ロータスが出展してなくて残念でした。
欧州各社も東京を重く考えてはいないようです。
GMとFIATからは全く元気を感じません。
ロータスが出展してなくて残念でした。
いわゆるオフ会 ― 2005年10月04日 01時44分38秒
2005/10/02(日) 快晴
クルマ系の参加型イベントはしばらく遠のいてましたが、特定車種限定の割と近めで行われることもあり参加しました。
1泊2日のイベントでしたが、私が参加したのは2日目のみです。初日からの参加者や遠方からの参加者が多く、クルマ系のイベントのマグネットの強さには驚かされます。参加車輌が80台を超える中、遅刻者(車)はゼロです。この規律正しさはイタリアンなイベントとは思えません。独りだけ勘違いしてメキシカンな人も居ましたが、彼なりに楽しんでいた模様です。総勢百数十名を超えるほとんど見知らぬ人たちが、突然集まって規律を守るというのは奇跡に近いことだと思います。そこには主催者や協力者の方々の、日頃からのスタンスが影響しているに他なりませんが、とにかく頭が下がります。
会場は伊香保グリーン牧場。自然と動物たちに1日遊んでもらえます。牧場内の美術館には予想を超える感動がありました。建物は建築家の磯崎新氏の設計で、シンプルですが美しいです。展示物もB館の3つ目の部屋は衝撃でした。あれが美術か否かは意見が割れると思いますが、インパクトの強さは強烈です。
イベント会場を出てから、群馬郡群馬町の"やすらぎの湯"へ立ち寄り、温泉でのんびりしました。飲んでも効く温泉だそうですが、癖があってチョット辛かったです。食事も美味しく、すっかり良い気分になりました。20時頃、施設を出る時にのほんの少しだけ雨が降りましたが、渋滞もなく21時半には無事帰宅。
クルマ系の参加型イベントはしばらく遠のいてましたが、特定車種限定の割と近めで行われることもあり参加しました。
1泊2日のイベントでしたが、私が参加したのは2日目のみです。初日からの参加者や遠方からの参加者が多く、クルマ系のイベントのマグネットの強さには驚かされます。参加車輌が80台を超える中、遅刻者(車)はゼロです。この規律正しさはイタリアンなイベントとは思えません。独りだけ勘違いしてメキシカンな人も居ましたが、彼なりに楽しんでいた模様です。総勢百数十名を超えるほとんど見知らぬ人たちが、突然集まって規律を守るというのは奇跡に近いことだと思います。そこには主催者や協力者の方々の、日頃からのスタンスが影響しているに他なりませんが、とにかく頭が下がります。
会場は伊香保グリーン牧場。自然と動物たちに1日遊んでもらえます。牧場内の美術館には予想を超える感動がありました。建物は建築家の磯崎新氏の設計で、シンプルですが美しいです。展示物もB館の3つ目の部屋は衝撃でした。あれが美術か否かは意見が割れると思いますが、インパクトの強さは強烈です。
イベント会場を出てから、群馬郡群馬町の"やすらぎの湯"へ立ち寄り、温泉でのんびりしました。飲んでも効く温泉だそうですが、癖があってチョット辛かったです。食事も美味しく、すっかり良い気分になりました。20時頃、施設を出る時にのほんの少しだけ雨が降りましたが、渋滞もなく21時半には無事帰宅。
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