やっつけ作業2008年07月18日 02時07分33秒

  
画像に解説は不要かもしれないが、クリーニングから上がってきたワイシャツである。

日本の手仕事というのは、緻密で正確で心がこもって暖かいというのは既に過去のことなのだろうか。

作業者も問題だが、これを顧客に渡せる取次ぎ店も問題。

昨今、近所のクリーニング屋と絶縁宣言(某新聞のコラム参照)をしている私だが、こうして利用したくない店が増えていく。

この国はネズミの走り回る作業場でケーキを作ったり、毒素に化学変化した牛乳を販売したり、護衛艦で旅客機を打ち落として原因不明としたり、耐震偽装の確認申請にメクラ判を押したり、納豆を食べると痩せますよと虚偽報道をしたりする。

ワイシャツの襟が折れてプレスされるくらい、かわいい話しなのかもしれない。
だが、大きな失敗は小さな失敗の延長線上にあることが多いものだ。
見過ごしてはいけないと思うのです。

コメント

_ ☆GP ― 2008年07月18日 09時13分49秒

初めは小さなミスなのです。
そのミスを見逃していると大きなミスに繋がります
気を付けないと

_ ミヤモト ― 2008年07月18日 23時52分15秒

この小さな失敗は、間違いなく作業者は気づいていると思うのです。
ですが、まぁいいや、と流してしまったんだと思います。

90年代のイタリア車はまぁいいや的な仕事で『イタリアン=壊れる』という風評でしたが、今や『イタリアンは高品質』になったと感じます。

どうしたニッポン、と思うのです。

_ アイスストーン ― 2008年07月19日 18時45分32秒

うーん、クリーニング業界がダメなのは昔からじゃないですか?僕は昔からそんなもんと捕らえてましたけど。

それに現在列挙されている問題に関しては、50代以上のトップや管理職のメンタリティが大きく起因しているように見えます。昔彼らが何を学んできたか、というか彼らが働き盛り当時から雑だったんだろうなと僕は考えてますが。

_ ミヤモト ― 2008年07月20日 01時02分27秒

その通りです!
クリーニングはクレーム率がとても高い業種。
そんな中で突き抜ける企業がなかなか育たない業種ですね。

私もワイシャツを1枚破られてます。
しかもイタリア製の勝負シャツ。
ですが、近所の3軒のうち、その店の接客が一番まともです。

日本は現場力で大躍進した国ですが、今は現場が弱くなってしまってますね。
ダメオヤジがたくさんいるということですね。

_ juno ― 2008年07月23日 00時18分42秒

>大きな失敗は小さな失敗の延長線上にあることが多いものだ。
確かにその通りですね。

お久しぶりです。ミヤモトさん。
私がわかりますでしょうか。
訳あって約2ヶ月前に旧blogを完全閉鎖しました。
理由はここには書けません・・・が、非常に怖い思いをしました。
(世の中、何があるか分かりませんね・・・理由はいつか語りたいと思います・・・)
現在、まだ手を付け始めたばかりですが、小さく纏めたblogをリビルド中です。
また、リンクを貼らせて頂いてもよろしいでしょうか。

_ ミヤモト ― 2008年07月23日 02時02分04秒

リンク先のサイトを閲覧しなくてもわかりますよ!

ここに戻ってきていただき、とても嬉しいです。

リンクは大歓迎です。

_ みき ― 2008年07月24日 19時46分23秒

はじめまして。楽しいブログですね。
映画や家具や旅行の話など興味深く読ませて
もらっています。

ところで、不躾ですみませんが、
>護衛艦で旅客機を打ち落として原因不明としたり
これはネタで書いてらっしゃるんですよね・・。
ちょっと気になったもので・・・。

_ ミヤモト ― 2008年07月24日 23時50分32秒

コメントありがとうございます。

このブログに書いてあることは全て『主観』と『思い込み』で書いております。
虚偽の意識では書いてませんが、事実とは限りません。
雰囲気と勢いをお楽しみいただければ幸いです。

_ ミヤモト ― 2008年07月25日 00時17分16秒

続報ですが、プレスのやり直しを命じたこのワイシャツ、戻ってきました。

恐るべきテキトーな、折り目クッキリ仕上げでした。
失敗のフォローに全力を注げない人は救えないです。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://nikoniko.asablo.jp/blog/2008/07/18/3633422/tb