選挙ですか? ゴッチですか?2007年07月30日 23時45分06秒

   
スポーツ新聞の見出しは自民党大敗一色になるかと思いましたが、日本の新聞はまだまだプロレスを忘れていない。
神様カール・ゴッチもトップ見出し採用です。

ですが、その日の私はアウディです。

原宿にできた話題のスポットに行こうとしたら、入場まで3時間待ちだとか。
人との待ち合わせもあるし、とても待てないので近くにあるアウディのショールームに潜入。

発売されたばかりの『R8』を見学。
顔は精悍えだけど、横やリアのスタイルは好みではない。
インテリアの造型や質感もオーバー1,000万円のクオリティは出せてないです。

スタッフに いい加減な知ったかぶりトークをしてたら、ソファー席に通されお茶をご馳走になった。
20年も輸入車に乗っていると、たまにはいいこともあるものだ。

頂いたのは画像の『Cafe HORCH』というキャラメル風味のコーヒーです。(甘めなテイスト)
ドリンクに描かれた『H』は、アウディの創始者ホルヒさんのイニシャル。

R8はさておき、アウディのブランディング計画は成功しそうな予感。
こういう仕事、手伝いたいな。

ルノーのブランド強化でも喜んで手伝うが、日産自動車の体質では間違いなくブランドは育てられない。
ヨーロッパ市場で高い評価を得ているのに、強みを一切PRしない会社。
F1で大活躍しているときに、F1と絡めた販促を一切しなかった会社。
それがルノーだ。


Audi Forum Tokyo

http://www.audi.co.jp/audi/jp/jp2/experience/Audi_Forum.html


選挙で私の投票する人は必ず落選するのですが、今回は当選してました。

コメント

_ たか ― 2007年07月31日 09時44分40秒

アウディといえば、日本で一気に広がるきっかけを作った「80」を思い出します。あれは、農家の車とか陰口はたたかれていたけど、肉厚な頑丈さと取り回しの良さがうまくブレンドされたいい車でした。

個人的にはQuattroです。サファリです。モンテカルロです。WRCです。
一見かっこわるい普通の車が実は陰ではめちゃめちゃ速いという、中村主水的なかっこよさに目覚めさせてくれた車でした。いや、今見てみると普通にえらくかっこいいぞ…。

_ ミヤモト ― 2007年07月31日 11時43分49秒

私も『80』と『Quattro』ですね。

80以前の角ばったスタイルも好きでした。
Quattroは当時、1,200万円くらいの価格設定でポルシェ級でしたね。
ヤナセからもらった当時のカタログがどこかにあるハズです。

_ ☆GP。 ― 2007年07月31日 13時15分05秒

現在商談を申し込んでいます。
気になりますから買わないような気もしますが
これだけの金額を出すならポルシェを買うかな見たいな
ただTTを大きくしたようにしか写真だと見えないのですが

_ たか ― 2007年07月31日 13時42分52秒

でしたねえ。びっくり価格でしたが、80年代はじめの外車の価値っていうのは、また独特でしたしね。
確かに欲しいと思わせる車でした。
その後にやってきた、猫も杓子も4WD時代を考えると1時代を築いた車ですね。間接的にはレオーネやセリカだったとしても、やはりQuattroです。

さすがはゲルマン魂(あ、ここでゴッチにつながるのか。ホントにドイツ人かどうかなんてえのは、野暮ってもんですね。)

ポルシェといえば959がパリ・ダカールに出たのはびっくりでした。モンスターの時代でしたね。

_ ミヤモト ― 2007年07月31日 14時20分17秒

R8は写真映りは良いですが、実車は美しく感じませんでした。
アウディはセダンの方が美しいと感じます。
☆GPさんのような『馬』や『牛』に乗っている方には、相性が合わない気がしますよ。
エンジンもさほど吼えないと言ってました。

私の中でポルシェといえば、ル・マンで活躍してた『ロスマンズ・ポルシェ』かな。
『944 S2』はカナリ欲しかった1台です。

_ アイスストーン ― 2007年07月31日 23時01分52秒

そんなルノーディーラーと承知して買うミヤモトさんにも責任があるじゃないですか(笑
僕が「こりゃダメだ」と思っている近所のヤナセでメルセデスを買うのと同じです。

アウディは社会人一年目に、当時勤めてた子会社の役員が運転する100の後席に乗せてもらった時があります。こんなエクセレントな車があるんだなという印象は今でも覚えてます。美しいテールランプも忘れられません。

A4の多分下のグレードと初代TTしか試乗した事がありませんが、僕にとってA4は「最も印象に残らないドライブフィールを持った車」で、何の価値も感じられませんでした。TTも何が良いのか正直分かりませんでした。

ベストカーに「ゴルフR32はリアのグリップを落として曲げるセッティング」と書かれ、僕に「それじゃあまるで90年代の国産車じゃないか」と印象を与えたVWグループのアウディR8が、そういった系譜に無い事を祈ります。

_ ミヤモト ― 2007年07月31日 23時26分57秒

ルノーディーラーに期待して買う人はいないんじゃないかな。

フランスから輸入した時点で、ほぼ役目が終わっている感じです。
その行為には敬意をはらっているので、カーライフの足を引っ張らなければO.Kです。

リコール対応後にエンジンが不調になっていることも、大目に見てあげてます。
ポリマー加工のメンテナンス費が、聞いていた金額の倍だったことも大目に見てます。
気の利いた言葉ひとつない、2004年モデルのルーテシアが描かれたポストカードが定期的に送られてくることも大目に見てます。

_ たか ― 2007年08月01日 11時17分23秒

真にカーライフを楽しみたい外車乗りには、修行ですね。いやいや苦行か、マゾッ気か。

良いカーライフのためには、メーカ、ディーラー、ユーザー問わず外国車に対して不特定多数の人が持つステータスへの意識がなくなればよいのかもしれませんね。
良い車に乗りたい普通の人がいて、普通に良い車があって、それが外国車だというときに良い出会いがないのは不幸なことです。

モータリゼーションは、市場有線主義の前にはなりたたないのでしょうか…

_ ミヤモト ― 2007年08月01日 22時59分47秒

私やここにいらしている方たちは、クルマそのものの魅力で買う人たちで、販売側のことを重視していない少数派かも知れませんね。
本当はそれじゃ業界が育たないのですが。

マニアの意見を聞くと、ビジネスとして成り立たなくなるので、我々少数派諸君の意見は無視されて当然なのかも。

リバイバルプランだとか、コミットメントだとか、私はそんなことには一切興味がない。
あれこれ改革して経営が改善するような、もはやそんなあまっちょろい段階ではない!

今はただ、スクラップ&スクラップ、全てをぶち壊すことだ!

(後半の文章に深い意味はありません。)

_ アイスストーン ― 2007年08月02日 00時22分46秒

実はA4に乗ってた人が会社にいますが、以前「あの車の走りは死ぬほどつまらないよね」と正直に聞いたら、「確かにそうだけど、乗ってて物凄く質感が高いんだよね」という答えが返ってきました。よく「アウディは仕立ての良さが売り」といいますが、自分たちが得意としている点がブランディングと上手く繋げている感じは強いです。

まあカフェで満喫出来たからとしても、リコール対応後にエンジンが不調になったり、 ポリマー加工のメンテナンス費が、聞いていた金額の倍だったりするかもしれませんしね。カフェがお洒落なんてのは車自体とは基本的に無縁ですし。

日本でF1やWRCを売りにすると、どんな人たちがオーナーになるかは国産車メーカーが証明してくれています。

車がブランドを構築するのではなく、ブランディング戦略によって車のイメージを構築するのが、今のトレンドなんでしょうね。

_ ミヤモト ― 2007年08月02日 01時40分48秒

そういえば数年前の雑誌の試乗記事で、アウディのスーパーセダン(450馬力)に『とてつもなくパフォーマンスが高いが恐ろしくつまらないクルマ』とコメントした人がいましたね。

そのまま活字化されたので、雑誌社と広告主のアウディの関係が悪くなってしまったらしいですが、懐の大きい雑誌社は今でも私をご意見番としてコミュニケートしてくれてます。(汗)

モータースポーツでブランド構築に成功してるのは、フェラーリだけかも。

_ たか ― 2007年08月02日 01時59分17秒

ブランドが欲しい人のための販売しかしないブランドなんて、くそくらえだ。経済としては正しいとしても。
大衆車という道具までブランド化しても、そこにステータスを求めて気取って乗っている人なんてしょっぱいだけじゃないかと。

車の価値付けには、車そのものが持つ魅力を基準としたカーストが必要かもしれません。買う側は己の価値観に応じて適正な営業をしてもらえるべきですね。

金持ちのための、マニアのための、良い道具が欲しい人のための、それぞれの価値観のための、
フェラーリからフィアットまで、それなりに。と願います。

_ アイスストーン ― 2007年08月02日 23時14分59秒

>数年前の雑誌の試乗記事で~コメント

多分それは、僕が今閲覧しているサイトの人のコメントと同じだと思いますが、そこには「クルマとして一〇〇点以上の出来で、凄さは分かる。でもそれ以上の例えば楽しさのようなものは感じられない。」みたいな事が書かれてます。

この記事を見て僕は、アウトバーンのような高速道でも快適に走れる車だと思いました。内装などだけでなく、それがアウディの求める質感ならば、やはりブランディングに繋がっているのではないかと思います。

_ ミヤモト ― 2007年08月03日 00時41分03秒

> たか さん

ブランド造りは難しいですね。
『そのものの価値を磨く』ことと『価値を伝えること』の両輪が美しく回らないと育ちません。

日本でも一瞬ブームになったボルボなどは、今や危機的状況です。
アルファロメオも微妙なポジションでフラフラしてます。
フォード(ヨーロッパ)やオペルはモノは良いのに『表現』が下手です。

> アイスストーン さん

よくあんな雑誌とってありますね。
我が家にもどこかにあると思いますが、どこだろう。

アウディのスーパーセダンは高速クルーザーとしては最強でしょうね。退屈しますけど。

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