誇大広告車 12代目 スカイライン2006年11月23日 00時56分11秒

 
友人がブログに新型スカイラインをテーマに書いていたので、それらに触発されて私もチョット書いてみます。
たまたま銀座に行く予定もあったので、日産本社に足を伸ばしました。

先代モデルの2005年の販売実績は6,600台で、歴代のレコードは1973年の15万7,600台だそうです。

んん絶不調のスカイライン。
起死回生なるか新型!

ですが、私には旧型と新型の区別がつきません。それほど旧型のイメージを継承しています。

確かスカイラインは国内専売モデルで、輸出はしないという日産のポリシーがあったと思いますが、いつの間にか輸出がメインになっているようです。

どうりで外観スタイルは北米受けされる雰囲気を持っています。
個人的にはこの手の鯨っぽいスタイルは大嫌いです。

今回のモデルチェンジのポイントは朝日新聞の記事によると

・旧型より車高を2センチ下げた
・車幅を2センチ広げた
・新開発のV6エンジンを搭載
・タカラトミーのリカちゃんが広報部員

なんかどうでもいいことが多い気がします。
絶不調だった先代モデルの低迷理由は、丸型テールランプをやめたため。と書かれていました。

実車をジロジロ見てたら、女性スタッフにオーディオの視聴をしませんか。と薦められたので体験してきました。
ウーハーが利いててまるでオーディオルームに居るようです。

個人的にはカーオーディオの低音ドスドスは安全上問題があると思うので嫌悪感があります。
女性スタッフに素直にそのとこを伝えると、嫌な顔をされ会話が途切れて背中を向かれてしまいました。

カタログをいただいたので帰りの電車で見てたのですが、キャッチコピーが酷過ぎです。
『ときめき』や『ドキドキ』をうたってますが、違うでしょ という感じです。
『美しい走りのデザイン』という言葉は意味をなしてません。コピーライター大丈夫?? という感じです。
自動車会社はデザインの意味を正しく使わないとダメです。
一番驚いたのは『これまで誰も体験したことのない感動的なドライビングプレジャーを実現』。
試乗したわけではないので、現時点で否定はできませんが、このコピーはフェラーリやポルシェでも歯切れよくは使えないものでしょう。
記者会見で『お前を1ラウンドで倒してやる!』と吼える、弱いボクサーのようです。

最近の日産車では旧型スカイラインのスポーツモデル、現行Z、フーガ、ティアナに乗ったことがありますが、どれもピンときませんでした。
新型スカイラインも見て、座った限りではアチャ~という感じです。

日産の幹部にお知り合いがいらっしゃる方は、ぜひこのブログをお知らせください。

頑張れ日産! と本気で思ってます。

コメント

_ ☆GP。 ― 2006年11月23日 09時14分02秒

最近の日産はもう血迷っているとしか見えません
新型スカイラインももう少し何とか成らんのかと思うCMを
見ているだけで思いました。

乗ってときめきを覚える車はハッキリ言って個人的に色々ありそれを謳う事自体が間違っていると私は言いたい
石炭箱にコマを付けて坂を下っていくだけでもときめきは感じます。
エモーショナル部分で訴えていくようになるとその車は終わってしまっていると最近思うようになっています。
良い例がアルファだと感じていますから

_ アイスストーン ― 2006年11月23日 20時07分23秒

まあ「有終の美」って事でしょうね、近いうちにスカイラインの名前は消えるかGT-Rのみの名前になるでしょうから。

V36スカイラインはインフィニティブランド専売になるんじゃないでしょうか。

もしスカイラインが国内専売を続けてたとしてもマークXや、ランサー/インプレッサのような車しかイメージ出来ません。正直余り良い状態では無かっただろうと思います。

客観的に見てスカイラインがR34で惨めな死をすべきだったのか、V36で大袈裟なキャンペーンをした末に死ぬかGT-R専売になるのが良いのかは分かりませんが、個人的には、最近惨めな終焉をしたセリカを見る限り後者で良かったな、とは思います。

_ ミヤモト ― 2006年11月23日 23時37分38秒

新型スカイラインは『誰に』向かってメッセージを発信しているのかサッパリ見えません。

それ以前に日産にはまともなクルマを、まともに売ってくれと強く感じてます。

自動車業界ひとり負けの気配ですね。
死に体だった日産をゴーン社長がV字回復させたとメディアは取り上げましたが、根本的な治療をしてなかったことが露呈してきていると思います。

_ アイスストーン ― 2006年11月24日 10時38分05秒

『誰に』については同意です。もしご存知でしたら、いま日本であの車を誰に向けてアピールすればいいか教えてあげて下さい。個人的にはそういう意味を踏まえてスカイラインという名前の死期を感じます。
個人的には、世界的に計画や前年比でマイナスでもキッチリ利益が出る日産を必要以上に叩くマスコミに対して、ゴーン賛歌の時と同等の気持ち悪さを覚えます。

ひとり負けは三菱ですよ、計画より良くなったと言っても未だに赤字企業ですから。幾らメディアが三菱を提灯しても、それは変えようのない事実です。三菱の実態も北米頼みで国内の本体と販売店の状況は惨憺たるものです。
僕は10年くらい前に中古で買った三菱車のオーナーだった事もありますが、一度修理の為にディーラーを訪れましたが、近所の修理工場に頼むようになって二度とそこには行きませんでした。不潔で妙に馴れ馴れしくて、まるでしがらみを頼りに車を売っているような、そんな雰囲気しか感じませんでした。残念ながら、未だに多くの三菱ディーラー構えは「あの頃と変わっているように思えないなあ」という印象しか持たせてくれません。そういえば、弟の友達に三菱ディーラーのサービスマンだった人がいましたが、そこからも余り良い話は聞きませんでした(「去った者」なので悪口しか言わないだけかもしれませんが)。また、三菱が日産に軽を供給するという、本体を守る為に三菱販売店に不利になるような仕打ちをしている事も正直好意的になれません。

_ ミヤモト ― 2006年11月24日 20時11分26秒

日産の社内に『スカイライン』のビジョンがハッキリしてないんでしょうね。
『ときめき』とかいってる時点でダメだと思います。

オフィシャルサイトによるとスカイラインの定義は『スポーツカーの性能を備え、大人4人が気持ちよく乗れる』らしいです。
新型のテーマは『美と走行性能を融合させた唯一のスポーツセダン』だそうです。
40台の夫婦が泊りがけで軽井沢へドライブが想定イメージのようです。

実車と定義やイメージがかみ合ってないことが、中途半端な正体不明感を出してるんだと思います。

さっき街でフーガを見かけましたが、テールランプは丸型4灯でした。
日産はスカイラインをそれほど大切にしてないのかも知れません。

> ひとり負けは三菱

そうですね。三菱も相変わらず大苦戦ですね。
販売店の統合など活路を模索している雰囲気は感じているので、今はダメでも未来には薄日が差していると感じてます。


日産スカイラインのオフィシャルブログにトラックバックを飛ばしました。
タイトルの『誇大広告車』はまずかったかな?

http://blog.nissan.co.jp/SKYLINE/archives/2006/11/post_1.html#more

_ アイスストーン ― 2006年11月25日 01時18分47秒

スカイラインの誇大広告っぷりは実は伝統だったりして(笑)。

三菱の国内販売は残念ながら余りにも期待出来ないので、日産やスズキみたいにアメリカで売れる新車が出ればいいなと思います。

_ ― 2006年11月25日 07時21分05秒

> 日産スカイラインのオフィシャルブログにトラックバックを飛ばしました。
ミヤモトさんに倣って、私もトラックバックを飛ばしてしまいました。(笑)

_ ミヤモト ― 2006年11月26日 00時12分49秒

オフィシャルブログには『肯定派』の意見が多そうですね。

日産の判断により、トラックバックを削除される場合もあるそうなので、真っ先にこのブログが外されそうです。

_ アイスストーン ― 2006年11月27日 01時07分46秒

ここ周辺のブログが外されてクレーマー認定(苦笑)

という冗談はさておき、ミヤモトさんと会って話した事を覚えている僕としては、何故こういうエントリーがあるか、日産にもチョット分かって貰いたいところはあります。

_ ミヤモト ― 2006年11月27日 23時45分20秒

今のところトラックバックは外されてませんでした。

このエントリーは単純に日産に元気になってほしいから書きました。
現時点では崖から転がり落ちる勢いな予感です。

_ IRIコマース&テクノロジー 酒井 ― 2006年11月30日 16時43分41秒

はじめまして。
私、IRI-CTの酒井と申します。
弊社は、自動車ニュース専門サイト「レスポンス」を運営して
おりますメディア企業でございます。
http://response.jp/
http://www.iri-ct.co.jp/outline.html

今回、その「レスポンス」から新サービスとなる
「レスポンスブログパーツ」の提供を開始致しましたので
突然で失礼かとは思いますが、ブログを通してご連絡差し上げました。
是非アルファーブロガーの方々に貼って頂き、広まっていければと
考えております。

リリース記事
http://www.iri-ct.co.jp/release/2006/20061116_ResBlog.html

大きな特徴は、以下の3つです。
(1)自分の好みにあったキーワード関連ニュース(ex.スカイライン・レクサス)の
  最新レスポンス記事をブログパーツにリアルタイムで提供

(2)レスポンスサイト上にキーワード毎のブロガーランキングが表示されます。(※1)

(3)ブログパーツを貼ることでアフィリエイト(広告)収入も可能です。(※1)

(※1)無料登録が必要になります。


是非一度、「レスポンスブログパーツをご覧頂ければと思います。」
貼り付けは非常に簡単です。
http://response.jp/assistance/blogparts/

【お問い合わせ】はこちらにお願い致します。
https://secure.iri-ct.co.jp/iri-ct/contact/?corner=11026

よろしくお願い致します。

_ ミヤモト ― 2006年11月30日 21時40分03秒

IRIコマース&テクノロジー 酒井 さま

ご案内いただきました提案は、あまり関心がありません。

『レスポンス』は時々拝見しております。

_ 山田慎治 ― 2006年12月30日 13時51分16秒

車を語る時は試乗してから言ってほしい。試乗なしのコメントは無責任! 語る資格なし! 当然のことだよね

_ ミヤモト ― 2007年01月02日 00時57分05秒

スカイラインの動的性能についてはコメントしてませんよ。

否定的で言いっぱなしな書き方をしている山田慎治さんのコメントの方が無責任だと思いませんか?

_ eureka ― 2007年01月11日 15時40分20秒

個人的な意見としてはV36は嫌いではありません。不調とはいえスカイラインという伝統のある名前を負うことを考えると少し魅力がないようにも思えますが。
マーケティングの対象としては40代後半以上の男性といったところでしょうか。その世代以前では車好きでなくてもスカイラインのブランド名は知れ渡っていますし、4人乗りでなお安定した(そして”気持ちのよい”)走りを提供することは消費者分析の観点で間違っているとは思いません。しかしながら先代の販売数が物語っているように、現代のスカイラインには他のクルマとそれを差別化出来る特別な魅力がないのかもしれませんね。

しかしながらアイスストーンさんの”R34の惨めな死”などの表現は適切ではないと思います。そのシリーズでは日産の致命的なマイオピアがあったことは認めますが、国内・特に国外とも34はいまだに多くの消費者に愛されているクルマです。 30数年の歴史があり惜しくも生産を中止したトヨタセリカに対しても多少行き過ぎた表現であると私は考えます。

_ アイスストーン ― 2007年01月12日 01時19分32秒

はじめまして。
R34って左ハンドルあったんですか?後学の為に教えて頂ければ幸いです。

イギリスではR33 GT-Rだけ売っていたのは知っています。並行でR34 GT-Rもあったかもしれません。でも欧州の他の国で売られなかったのは、左ハンに出来なかったからだと記憶しています。

_ ミヤモト ― 2007年01月12日 01時33分11秒

eureka さん

コメントありがとうございます。

日産には元気を取り戻してもらいたいのですが、風の便りでは厳しい寒さが続きそうです。
正直なところ、今の日産は大企業病を象徴している状態に思えます。

『R34で惨めな死』発言についてですが、アイスストーンさん自身がかつてスカイラインオーナーであり、スカイラインを熟知するひとりなので、けして軽はずみなコメントではないと思います。
セリカに関しても、晩年は生き恥を晒している状態であったことをトヨタ自身が認めています。
私は子供の頃からセリカが好きでしたが、この10年のセリカの存在は辛かったです。
ブランドに終止符を打ったことも英断だと感じてます。

このブログでは、歯に衣着せず意思表示をする傾向があります。
一般的には過激とも思える表現がある場合がありますが、このブログの個性だと受け止めていただければ幸いです。

_ anonymous ― 2007年01月12日 09時29分22秒

セリカが生き恥と本当に表現したかは知りません(笑)が
、最後のモデルはアメリカのキャルティにデザインさせた北米マーケットメインの車だったように思います。北米では当初セールスが伸びたのですが末期は惨憺たるもので、まるで世界中からそっぽを向かれてしまったように見えました。まさに惨めな終焉としか表現出来ません。

その反省か否か分かりませんが、新しいカローラは国内専売とし、世界戦略車はオーリスとして設計もブランドも分かれてますね。

先代スカイラインV35の販売数は世界的に見て成功でしたよ。そこでセリカと運命を分けてます。「R34の惨めな死」は、GT-Rという素晴らしい動力性能を持った車があるという事を世界に知られていながらも、当時のR34スカイラインが国内専売であって、そのセールスが原因で歴史に幕を閉じようとしていた事です。ちなみにV35はZZTセリカのように、廃止した他ブランドも兼ねるという中途半端なコンセプトも持ってました(V35はスカイラインとローレル、ZZTはセリカとレビン/トレノ)が、GT-R復活への道というバトンを繋いだ功労者だと思っています。

_ アイスストーン ― 2007年01月12日 09時30分04秒

あ、上記は私です。名前を入れました・・・。

_ ミヤモト ― 2007年01月12日 11時45分38秒

私はトヨタ派ということではないのですが、スカイラインには関心がありません。

友人で所有している人は多かったし、ジャパン以降の多くの車種に乗ったことがありますが、GT-R以外ではスポーツを冠にするクルマではないと感じてます。

国産車ではマツダ、スバル、三菱の方がスポーツ色を感じますね。

_ eureka ― 2007年01月18日 23時41分49秒

ちなみに左ハンドルのR34についてですが、少なくとも私のいるアメリカでは存在しません。極々たまに見るのはすべて個人輸入のもので、ハンドル位置を自分もしくは業者が変えたもののようです。
ただ彼らにとって右ハンドルは特別なものらしく、変えずに右のまま乗っている人も多いようです。
イギリスについては断言は出来ませんが34もあったと記憶しています。

_ アイスストーン ― 2007年01月19日 00時42分31秒

RBエンジンは左ハンドルにするのは不可能なんですけどね。給排気系の都合で。
スカイラインで正規に輸出されたのはワゴンのあったR31がオーストラリアにと、R33-GTRが100台単位の限定でイギリスにだけです。

ここはスカイライン公式ブログにもトラックバック送ってますから、デタラメ書くと笑われますよ。

_ アイスストーン ― 2007年01月19日 00時50分48秒

補足です。RBエンジンを積んでいたR31からR34までで、です。今のスカイラインは直6のRBエンジンではなく、V6のVQエンジンです。

Y31セド/グロの中東向けは確かRBエンジンを積んでても左ハンドルでした。

_ ミヤモト ― 2007年01月19日 01時35分50秒

スカイラインについては無知です‥

新型の走っている姿はまだ見たことがないです。
見ても気付いていないのか?

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_ 鴉工房 - 2006年11月23日 01時20分24秒

二週間ほど前、「新型スカイライン ブロガー向け発表会」の案内が、突然メールで届い...

_ 触媒社長の、「満足は人を救う!」。<有限会社キャタリスト公式HP> - 2006年11月23日 07時02分59秒

午後、東銀座を訪れた。
日産自動車本社の前を通り過ぎようとした時、一台の車が特設展示され、その周りに人だかりができていることに気づいた。
私は、時間に少し余裕があったので、その人だかりに加わってみた。(笑)

特設展示されていた車は、新型スカイライン(セ....

_ V35スカイラインクーペが欲しい! - 2006年11月24日 16時16分38秒










セダンも欲しくなった! ↑真横から見たところがカッコイイ!この濃いブルーがいい。
先日、日産から招待状が来て、ブロガー向け発表会に来ませんかという内容だった。二つ返事で行きます行きます。それで今日、本社の発表会に参加した。
(写真はそれ....

_ ポンプロック - 2006年11月26日 22時37分36秒

知り合いのブログでボロクソ書かれているのが面白かったのでスカイラインの試乗に行っ