闇の子供たち2008年08月21日 03時06分46秒

2008/08/20(水) 【109シネマズMM横浜】

タイ王国で起きている幼児虐待と医療目的による人身売買をテーマにしている。
自分がよければ弱者が犠牲になることは問題ないという歪んだ考え方だ。

これらの需要に日本人が大きく関わり、健全な日本人がそれらの浄化を試みるも無力さに伏せる。

テーマはまさに現代の『闇』であり、様々な抵抗があったことと思うが作品化されたことは敬服する。
極僅かの劇場でしか上映されないことも、いろいろな『闇』と関連しているのだろう。

日本人は自粛と発散のバランスが悪いと思う。
自分や知人も含めてそのような人が多い。

タイへは2回ほど旅行で行ったことがある。
作品ではタイの空気感を上手く表現している。
スクリーン越しに気温や湿度を想い出した。

観る人に大きな衝撃を与えることは間違いないだろうし、このような作品ができることは素晴らしい。

とポジティブなことを書いているが、シラケさせるシーンも目立った。
西部警察のようなクルマの爆破のシーンはいらない。

衝撃の大きさに惑わされそうだが、映画としては軸ブレを感じるシーンが多い。

ラストシーンはとてもわかりにくいが、身も凍る衝撃シーンで終わる。

誰にでもある心の闇。
ダークナイト(バットマンの新作)と共通したテーマだ。

http://www.yami-kodomo.jp/

自己評価金額:\2,200-

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