クィーン ― 2007年07月02日 10時22分21秒
2007/07/01(日) 【シネマイクスピアリ】
予告編の印象は、エリザベス女王批判という感じでしたが、作品は全く違う。
全編に及んで批判もあるのだけれど、伝えたいことはそんな小さいことではない。
若くして国王となり、約50年も王位を続けることの重さは当事者にしかわからないことだろう。
伝統ある国を背負うということは、想像すらできない。
そんなポジションにいた彼女を霞ませた人間が、ダイアナ元妃。
その辺の人間関係はよくわからないが、シンプルに嫁姑問題のようなものかも知れない。
国王が自分の考えに疑問を抱き、伝統と葛藤する。
その心の鍵を開けさせたのが、就任したばかりの新首相トニー・ブレア。
国王という立場の老人が自分の考えを訂正する(心を開く)ことは、まずあり得ないことだろう。
ブレアのコミュニケーション能力の高さと、優しさが王を人に目覚めさせる。
ダイアナ元妃の交通事故死から10年の節目というマーケティングもあると思いますが、浅はかなスキャンダル作品ではありません。
という名作でした。
自己評価金額:\4,500-
予告編の印象は、エリザベス女王批判という感じでしたが、作品は全く違う。
全編に及んで批判もあるのだけれど、伝えたいことはそんな小さいことではない。
若くして国王となり、約50年も王位を続けることの重さは当事者にしかわからないことだろう。
伝統ある国を背負うということは、想像すらできない。
そんなポジションにいた彼女を霞ませた人間が、ダイアナ元妃。
その辺の人間関係はよくわからないが、シンプルに嫁姑問題のようなものかも知れない。
国王が自分の考えに疑問を抱き、伝統と葛藤する。
その心の鍵を開けさせたのが、就任したばかりの新首相トニー・ブレア。
国王という立場の老人が自分の考えを訂正する(心を開く)ことは、まずあり得ないことだろう。
ブレアのコミュニケーション能力の高さと、優しさが王を人に目覚めさせる。
ダイアナ元妃の交通事故死から10年の節目というマーケティングもあると思いますが、浅はかなスキャンダル作品ではありません。
という名作でした。
自己評価金額:\4,500-
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