ボクシング WBC世界タイトル戦 【日本武道館】2006年11月14日 02時01分26秒

 
2006/11/13(月)

ボクシングを生観戦するのは初めてです。

テレビではそれなりに見ているものの、ガブリつきで観ていることもなく、やや距離を置いている感じです。

試合会場まで足を運ぶきっかけは『亀田興毅』と『日経新聞』です。
亀田選手の世界戦では偽りのチャンピオンとか、疑惑の判定とか大きな物議となり、ボクシングというコンテンツを低落させた印象を持ってました。
そんな中、日経新聞で『長谷川穂積選手』の記事を読んで、彼の試合は観てみたい! と思うようになりました。

日経の記事は、現代のボクシングは所属ジムが戦略的に勝てそうな相手と試合を組み、勝率を上げて話題を稼ぐやり方が主流だが、長谷川選手は強い相手を選んで今に至るという感じだったと思います。

亀田興毅選手の試合は見たくないけど、長谷川選手の試合は見てみたいなぁと純粋に思えたのです。

挑戦者のヘナロ・ガルシア選手(MEXICO)が上手くてズルくて、パワフルだったこともあり、試合はとても素晴らしいものでした。

長谷川穂積選手は実力者であり、エンターティナーです。
こういうチャンピオンがいる限り、日本のボクシングは大丈夫だと思います。

WBCミニマム級 チャンピオン:イーグル京和 VS チャレンジャー:ロレンソ・トレホ(MEXICO) 
もシビレる試合でした。

会場で強く感じたことは、日本人はボクシングを見る目が肥えているということ。
メディア主導で伝説を作ろうとしても、見透かされてしまうのも無理ないなと思ったのです。

ちなみに亀田興毅選手の試合は関心がなかったので、例の世界戦も見てません。

コメント

_ アイスストーン ― 2006年11月14日 10時50分14秒

いまボクシングが注目されているとしたら、まさにそれは亀田効果ですよ。以前は興業として惨憺たる状態でしたから。
例えば亀田効果前は、越本隆志が王者挑戦した時のギャラは0円だったし、長谷川もイーグル京和も金銭的に全く恵まれてなかった筈です(確かイーグルの家計は王者後も奥さんが支えてた)。

亀田は14,15歳くらいに当時同じ事務だった半引退状態の井岡とテレビ公開スパーをした時から果てしなく眉唾物の実力でしたが、多くの関係者にカネを呼び込んだ事は紛れも無い事実です。

_ ミヤモト ― 2006年11月14日 22時01分32秒

> いまボクシングが注目されているとしたら、まさにそれは亀田効果

私もそう思います。
狙ったわけではないと思いますが、結果的に長谷川選手は亀田効果の最大の恩恵を受けることになると思います。

メディアを最大限利用して誇示する亀田選手に対して、強い対戦相手にこだわる長谷川選手は真逆な方向性です。

今日は近所のカフェでスポーツ新聞を見入ってしまいました。

_ アイスストーン ― 2006年11月14日 22時16分38秒

亀田効果に乗じて多くの選手が金銭的にも恵まれて欲しいですね。最近、現役続行を宣言した川嶋は2年前の徳山戦でのファイトマネーは250万でしたから。
http://www.fujitv.co.jp/js/040919/digest.html

先に挙げた越本は、亀田フィーバーの影に隠れて防衛戦をやって、チケットが捌ければ満額で1000万のところを、捌けなかった為に300万しか手許に残らなかったらしいです。

_ ミヤモト ― 2006年11月14日 22時34分12秒

お金で人生を狂わせてしまうのも問題ですが、夢を感じる存在であってほしいですね。

世界チャンピオンにまでなったボクサーが現役引退後に、怪しい取材で私の会社にくるような姿は見たくないです。

本当の意味でのマネージャーをつけることが必要ですね。

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_ 鴉工房 - 2006年11月15日 00時19分38秒

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