スレスレの世界で生きる人たち2006年10月11日 01時49分00秒

私の法人宛に時々取材依頼があります。

ひとつには世の中にあまりない、ユニークな切り口な業務内容なことがあると思います。
少し前には『騒音オバサンについてどう思いますか?』というラジオ局からの電話取材もありました。
ユニークな仕事というテーマでテレビ番組の取材オファーもありましたが、タイミングが合わなかったこととバラエティーだったのでチョット嫌な予感がしたこともあって受けませんでした。
近日発売される某雑誌には、珍しくまともなことを言っている私の姿が見られると思います。

さて、本題です。

一番多い依頼は、取材といいつつも費用請求する悪徳オファーです。

手口はこう。

銀行などの堅い企業向けに出版している書籍で、財界には顔の利く月刊誌の取材と伝え、風格を漂わせます。
事前にインターネットで調べた情報で、こちらの会社をとことんヨイショ。こちらを舞い上がらせます。
『ぜひ取材をさせてください』、『取材には○○さん(同世代の著名人)をうかがわせます』と畳み掛けます。

たいがいの人はここで『YES!』と言ってしまうことでしょう。

最後に『○○さんのギャラの一部として○万円ほど補助していただきたいのですが』と有料であることを伝えてきます。

一度、『YES』を引き出しているので、断ることに消極的になってしまう人もいることでしょう。
意見を『NO』に切り替えたとしても、一度『YES』と言っているだろ、と強固な態度で泣き寝入りさせるべく有料悪徳取材をねじ込もうとします。

つまり、実態の怪しい雑誌に有料で広告を出しませんか。という話しです。
いや、○○さんに会わせるので、○万円払え。といった方が合ってるかも。

その書籍名でインターネット検索すると『当社が取材されました。レポーターは○○さんです!』と嬉しそうに自社サイトに告知している中小企業の社長を幾つも目にします。

それ、カモにさただけですから、残念!! (古い?)

コメント

_ ☆GP。 ― 2006年10月11日 08時36分36秒

上手い方法ですね
昔から良くあります。
本当に書かれている通りでこれって上手く
出来ているな~と思います。

ひとの心理を巧妙についています。
以前車の事で取材を受けた雑誌も私が知りませんで
したので最後まで疑っていました(^_^;)

_ ミヤモト ― 2006年10月11日 22時26分14秒

被害者意識がなく、喜んでいる人もいるので夢を壊さない方がいいのかも知れませんね。

友人に『悪徳商法研究者』がいるので、彼にネタ提供しました。

あのカー雑誌は読者層はヤンチャですが、記事も写真もクオリティが高いと思います。
(最近は見てないので当時の印象)

巻頭カラーで数ページの待遇は、例え編集長が友人だったとしてもなかなかできることではありません。
記事(コメント)も異色で際立ってましたよ。

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