ラスベガスイリュージョン ~ゴシマー・マジック 奇跡の世界へ~2007年01月14日 11時26分11秒

 
2007/01/13(土) 【品川プリンスホテル内クラブeX】

タイトルはラスベガスイリュージョン、直訳すればラスベガスの幻想。
とりあえずどんなショーか観ておこうとということで、行ってきました。

マジックの世界には無知なので、ピーター・ゴシマーという方のスキルや業界地位はわかりません。
ラスベガスのシーザースパレスなどのステージに上がっているという紹介でしたが、ラスベガスを本拠地にしているわけではなく、ラスベガスで演じたことがある、ということのようです。

この日の公演は空席が目立ちました。
ホテル側の告知がイマイチだったのでしょう。
食事や宿泊とのパック商品を出しているようですが、どれも効いてないようです。

ショーは正味50分。人体バラバラ系が多く、合間にテーブルマジックのような小ネタを挟みます。
息子(小1)は20分もしないうちに飽きてしまい、私も後半はツライ時間でした。

マジックの世界は『スキル』よりも『コミュニケーション能力』の方が大切。
客イジリの地味なパフォーマンスが一番面白かったです。

正直、イクスピアリに居る大道芸人の方が満足度は圧倒的に高いです。


ショーの前に時間をつぶした『EPSON品川アクアスタジアム』(水族館)はこじんまりとしてて良かったです。

ですが、隣接するアトラクションゾーンのレイアウトは最悪。
ナニを考えるとあのような酷い施設ができるのだろう。

(画像は水族館で撮影)

嫌われ松子の一生2007年01月17日 00時43分25秒

2007/01/16(火) 【シアターアプル 新宿】

テンポの良いクリエイティブな作品で、絶賛したい気持ちも強いのですが、いくらなんでもしつこ過ぎる。

真面目で正義感が強過ぎて、人生を転がり落ちて行きます。
そういう人、確かにいます。

同じノリは3~4回は笑えても、7回くらい押されると不快になってきます。
度が過ぎると感じる場面もありました。

変な狙いはなくても充分秀作です。

調子に乗りすぎて残念賞といったところでしょうか。

でも、とても強く印象に残りました。

自己評価金額:\10,500-

あるいは裏切りという名の犬2007年01月17日 21時57分18秒

2007/01/17(水) 【銀座テアトル】

美意識の高い作品です。

組織における裏切りや家族愛などの、人間の奥の深さに様々な角度から迫ります。

映像はストレートで衝撃的。

ハードボイルドで笑顔なしです。

自己評価金額:\2,500-

試写会へのお誘い! 『世界最速のインディアン』2007年01月18日 00時57分24秒

【最新のエントリーはこの下です。】

1/18(木) 18:30 一ツ橋ホール(千代田区一ツ橋2-6-2)
           【最寄駅:神保町、竹橋、九段下】

アンソニー・ホプキンス主演『世界最速のインディアン』試写会の同席者を募集中です。

当日、18:15に現地に来れる方からの応募をお待ちしております。

携帯へ電話、メール、このブログのコメントの書き込みでエントリーしてください。
私が最も早く確認した方を当選者とさせていただきます。

http://www.sonypictures.jp/movies/theworldsfastestindian/index.html

世界最速のインディアン2007年01月19日 02時18分37秒

2007/01/18(木) 【一ツ橋ホール 神保町】

心情的には支援したい作品なのですが、応援のしようがありません。
脚本の悪い作品です。

実話がベースらしいのですが、あまりにもな美談仕立てです。
全てをポジティブ思考で乗り切って、成功してしまうのです。

サクセスストーリーは苦悩や挫折を経て、勝ち得たものでないと刺さらないですね。
きっと実話にも辛いことがあったと思うのです。

記録計測中に300キロオーバーで走るバイクで大コケし、シャツを擦りながら滑っていくのですが怪我ひとつないんですよね。
(脚の火傷は排気管の熱なので転倒とは別)

細かいギャグやユーモアはスパイスとして効いてますが、ドラマがありません。

作品の内容ではなく、告知で盛り上げようという『ゲド戦記』と同じ戦略かぁ。
ガッカリだよ。

劇場の椅子もヘタレてました。

自己評価金額:\1,800-

第25回 次世代ワールドホビーフェア2007年01月21日 22時19分40秒

 
2007/01/21(日) 【幕張メッセ】

小学生向けのホビーを中心としたイベントです。

Nintendoの独り勝ち状態のようでした。

ヒット不在のホビー業界の中、消耗戦で疲れ果てている企業も出てきているようです。
次世代ワールドホビーフェアには累計で4~5回来てるので、各社の疲れ具合がよくわかります。

最も好意にしているT社のことにも触れておきましょう。

悲しいほど廃れ感を出してました。
破滅の方向にアクセルを踏んでいるとしか考えられません。

2年ほど前にT社のカリスマ社長に問題点を進言させていただいたのですが、そのときはとても自信がおありで『心配無用』と一蹴されました。

今回の新商品は7年前に開発した某シャシに、わざわざJRの承認を受けて新幹線ボディを被せたものです。

そんな新商品ですが売店のPOPはダンボールに手書き。
しかも茶色いダンボールに黄色のマジックで書いてあるから識読難解。

これに誰も指摘をしないなんて末期症状か。

エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?2007年01月22日 23時47分20秒

2007/01/22(月) 【渋谷シネ・ラ・セット】

ドキュメンタリーフィルム。
見たかった1本です。

虚像で企業を大きく見せかけ、株価を上げるだけ上げて売り抜いて破綻させる。

そのことだけを考えれば、似たようなことは割りとあります。

エンロンは不正のスケールが大きく、政治家やメガバンクなどが加担していたということでは異端な事件かもしれませんが、アメリカっぽい事件です。

早い話しが企業ぐるみの大掛かりな詐欺。

ただ、悪の中枢にいた人たちもはじめから詐欺をはたらくつもりではなく、小さな嘘からはじまっていったのだと思います。

嘘をかばうために嘘を重ねていく、日常にも割りとある話しです。

優秀な人間がダークサイドに落ちる瞬間があるのですが、緩やかな変化なので本人は自分が『悪』だと確信してないのでしょう。

日本でも1年前に同じような事件で大騒ぎになりました。
今もその予備軍のような企業がメディアで賞賛を受けています。

人から良い評価をされたいというのは、人間の本質なので、永遠になくならないテーマでしょう。

劇場は映画館といよりホームシアター。
40人も入れば満席で、前の席はローソファーです。

自己評価金額:\7,500-

幸福な食卓2007年01月23日 00時07分15秒

2007/01/22(月) 【サイエンスホール 竹橋】

揃いも揃った大根役者。
脚本も良いとはいえない。

スポンサーのロゴがイヤらしくスクリーンにチラつき、終盤は人の死でお涙頂戴。
とどめは人気主題歌で締めくくり。

作品としては褒めることが難しいです。

ですが主演女優(新人?)の初々しさが独特の柔らかい雰囲気を出してます。
全てがそれに救われます。

もしや大根っぽさも雰囲気を活かすための演出なのか?

自己評価金額:\2,700-

不都合な真実2007年01月23日 23時10分52秒

2007/01/23(火) 【TOHOシネマズ 六本木ヒルズ】

地球温暖化防止を訴えるプレゼンテーションフィルム。

私は環境問題に取り組んでいる企業と仕事をしているので、地球がどのような局面に追い込まれているか多少の知識を持ってました。

日本国民が地球の現状を知る、よい機会となるでしょう。

内容はアメリカ国民向けに作られているので、『今のアメリカは悪、地球を守ろう』という内容です。
日本のことにも触れていますが扱いは小さく、ダメな国だが大手企業は努力しているという感じ。

実際には日本も地球環境を破壊している首謀国のひとつで、国民の環境への意識は高いとはいえません。

政治家だけに唸るほどプレゼンテーションがうまい。
惹きつけ方のお手本を見ているようでした。
学んだことは

 ・ 分かりやすく話す(グラフやイラスト、写真を使う)
 ・ ユーモアを折り込む
 ・ 根拠を示す
 ・ メリハリと適度のアクション

日本にもこの手の政治家がいたらいいのに。

自己評価金額:\10,000-(プレゼンテーションの講師料)
※ 映画としては評価不能。


地球環境のことをアメリカ発のフィルムで認識させられるのは、情けないことです。
日本は環境改善を世界に約束してますが、実際は破壊を促進している国。
大企業はCO2削減を無理やり押し付けられてますが、国民にはピンときてないと思います。

近年の世界的な異常気象は、人間の文明が地球環境を急速に破壊させた歪です。
日本のテレビ局は捏造番組ではなく、もっとやることがあるだろう。

ディパーテッド2007年01月25日 00時24分11秒

2007/01/24(水) 【サロンパス ルーブル丸の内】

予告編の出来の良さで、当たりを確信してました。
ですが、手が込んでいる割に面白くない。

ポイントになりそうなシーンが幾つかあるのですが、なにもなかったように終わってしまいます。

マフィアを描いているので仕方ないのかも知れませんが、セリフや表現が下品で眉をひそめます。

相性の合わない作品です。

この映画の作風なのですが、ハラハラドキドキはなく、様々なことが一瞬で完結します。

自己評価金額:\1,300-