エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?2007年01月22日 23時47分20秒

2007/01/22(月) 【渋谷シネ・ラ・セット】

ドキュメンタリーフィルム。
見たかった1本です。

虚像で企業を大きく見せかけ、株価を上げるだけ上げて売り抜いて破綻させる。

そのことだけを考えれば、似たようなことは割りとあります。

エンロンは不正のスケールが大きく、政治家やメガバンクなどが加担していたということでは異端な事件かもしれませんが、アメリカっぽい事件です。

早い話しが企業ぐるみの大掛かりな詐欺。

ただ、悪の中枢にいた人たちもはじめから詐欺をはたらくつもりではなく、小さな嘘からはじまっていったのだと思います。

嘘をかばうために嘘を重ねていく、日常にも割りとある話しです。

優秀な人間がダークサイドに落ちる瞬間があるのですが、緩やかな変化なので本人は自分が『悪』だと確信してないのでしょう。

日本でも1年前に同じような事件で大騒ぎになりました。
今もその予備軍のような企業がメディアで賞賛を受けています。

人から良い評価をされたいというのは、人間の本質なので、永遠になくならないテーマでしょう。

劇場は映画館といよりホームシアター。
40人も入れば満席で、前の席はローソファーです。

自己評価金額:\7,500-