陽のあたらない才能2005年08月29日 23時32分31秒

知人のミュージシャンのライブに行きました。会場は小さなライブハウスですが、雰囲気的には喫茶店です。知人が音楽活動をしているのは、3年くらい前から知っていたのですが、聞きに行くのはこの日がはじめてです。そもそも真剣に音楽活動をしているのか疑問な知人ですが、本業は音楽以外に別に持っています。いや、どっちが本業なのかは本人にしかわからないのかも知れません。
演奏は驚くほどレベルの高いものでした。それは、想像がショボかったのか、実際が良かったのかというと両方です。うまく世の中の波長と合えば、音楽で食べていく方法も模索できそうな気配さえ感じました。
この日、知人の後に出演したミュージシャンも才能のカタマリでした。自称:北朝鮮から戻ってきた船乗りという、かなりふざけたキャラクター設定です。
年齢は50歳を超えていると思います。本当のところは本職:清掃作業員、趣味:音楽というスタンスのようでした。
彼らの才能は秀でてますが、あえて陽のあたる場所へは行かない人たちなのかも知れません。でもそれが彼ららしさであり、その立ち位置を崩すと微妙なバランスを壊してしまうような感じさえします。