ナナメ考察

2005/09/16（金）

開催期間も残りわずかになった、地球博に行ってきました。3連休前の平日とあって、割と空いていた日らしいです。でも、企業の人気パビリオンは200分待ちとかになってました。私は並ぶことが嫌いなので、待たされるところは全てパスしましたが、割と廻れた思います。
会場内はやたらと分別を強制させるゴミ箱たちが目に付き、環境をテーマにしていることを訴えかけます。でも、自然環境を開発行為で広範囲に造作したイベントが、環境をうたうのはそもそも論としておかしい気がします。なぜ万華鏡なのか、なぜ観覧車なのか、なぜマンモスなのか、なぜとなりのトトロなのかもよくわかりません。
このイベントに意味があるのか、疑問が残りました。

2005/09/17（土）

ＵＳＪに来たのは、3年ぶり2回目です。
ムービー・ウォーク・ツアーに参加し、ガイドさんに施設の概要や隠し味の部分をいろいろと教えていただきました。ＵＳＪへの理解度が深まり、施設により一層の愛着が沸きました。
この日はかなり混雑した日だったようですが、TDLとかの週末の混み具合からすると平和な感がありました。列に並ばずにアトラクションに乗れる券を購入したこともあって、抑えておくべきポイントはほぼ制覇したと思います。
高い評価を受けている"スパイダーマン"は、過激すぎて好みではありません。派手な動き（映像の増幅効果もあるいので体感ほど実際は動いてないが）プラス、3Dメガネを掛けての立体映像は気持ちが悪くなります。TDSのインディアナ・ジョーンズの方が変な画像がない分、爽快感が高いです。
それにしてもUSJの年間パスポートの割安感は圧倒的です。裏を返せば、それだけお客さんの入りが厳しいということなんでしょうが。
という感じで家族ＵＳＪを満喫しました。
でも、ハロー・キティはいらないな。動員数欲しさに何にでも手を出すこの辺のセンスでは、先行きの不安感は晴れません。気付くとドラえもんや仮面ライダーとかが、ＵＳＪに居るかも知れません。ぜひまともな感覚の方に、指揮をとっていただきたいものです。
それからユニバーサル・シティ駅の近くの駐車場は、1日停めても￥1,000-なので、正規の駐車場に停めるよりもお徳です。あまり知られてないからか、この日もガラガラでした。

2005/09/18（日）

南港エリア、通天閣、なんば近辺をうろちょろしてました。
17（土）夜、南港のハイアット・リージェンシーに泊まっていたのですが、近隣には近未来をイメージさせる高層建築や巨大な建物たちがライトアップされてました。ホテルの高級感と相まってハイソな街をイメージさせます。ホテルは知人に手配していただいたので、優遇盛りだくさんでした。壁2面が大きな窓になっている角部屋で、ツインベットの他にソファーセットが2つあり、カーテンがボタン操作で開閉する立派な部屋でした。（子供が30分間、開けたり閉めたりしてました。）バス、トイレ、シャワーは全て別区画で、御影石の洗面カウンターは2人分です。宿泊費は書けないくらい破格値でした。USJの家族3人分のパスポート代とさほど変わりません。このエリアは凄いなぁと大阪の気合を感じてました。夜が明けるまでは。

朝、ひとり早く起きた私は窓の外を見てました。目の前にATC（アジア太平洋トレードセンター）という巨大施設やWTCコスモタワーという未来都市を連想させる高層ビルがあります。しかし、全く人の気配がありません。外観は圧巻ですが、機能している形跡がありません。朝食後に付近を散歩してみましたが、やってもうた！　という感じです。ゴーストタウン化していて、きっと税金とかで無責任に建てらたのでしょう。工事関係者やキックバックを受けた役人のみが潤った雰囲気を感じます。ホテルの正面玄関の目の前に、インテックス大阪という幕張メッセのような見本市会場があるのですが、3連休中だというのにイベントを開催している気配がありません。ATCでは少し前に横浜で開催していたのと同じ内容の、ジュラ紀 大恐竜展が開催されてましたが、入場者よりも恐竜の数の方が多かったのではないでしょうか。
そういえば、昨夜、南港エリアに来た時も、建物群は立派だが、全く人気（ひとけ）がないので妙な雰囲気だったことを想い出しました。

〈つづく〉