完走2005年10月01日 02時32分57秒

9月30日で、11年間勤めた会社での最後の1日が終わりました。
いつもと変わることなくあわただしく、最後の一秒まで会社員として恥ずかしくない業務ができたと思います。本当は退勤2時間くらい前には余裕しゃくしゃくで、身辺整理をしようと思ってたのですが、全く何もできてません。

11年前にはじめて会社に着てきた時と同じシャツを着て行きました。もう襟元や袖やポケット周りはほころんでます。でも、このシャツ以外に考えられません。初出勤日のドキドキ・ワクワクする気持ちを、蘇えらせたい気持ちでした。

辞め際は大変でしたが、それは心理的なものであって、実際に大変なことは何もありませんでした。どうせ辞める会社だからと、いい加減なことをすることはいくらでもできましたが、そこは自分との戦いになります。ほぼ同時期に辞めるスタッフが、手抜きをしていることが発覚し、叱りつけました。私はその者と二度と関わりたくありません。私は自分に負けなかったと思います。そのことは自分に感謝しています。

完走したな、という感じですが、これから次のレースもあります。でも、来週もうっかり出社してしまいそうな感じなのです。

いわゆるオフ会2005年10月04日 01時44分38秒

2005/10/02(日) 快晴

クルマ系の参加型イベントはしばらく遠のいてましたが、特定車種限定の割と近めで行われることもあり参加しました。
1泊2日のイベントでしたが、私が参加したのは2日目のみです。初日からの参加者や遠方からの参加者が多く、クルマ系のイベントのマグネットの強さには驚かされます。参加車輌が80台を超える中、遅刻者(車)はゼロです。この規律正しさはイタリアンなイベントとは思えません。独りだけ勘違いしてメキシカンな人も居ましたが、彼なりに楽しんでいた模様です。総勢百数十名を超えるほとんど見知らぬ人たちが、突然集まって規律を守るというのは奇跡に近いことだと思います。そこには主催者や協力者の方々の、日頃からのスタンスが影響しているに他なりませんが、とにかく頭が下がります。

会場は伊香保グリーン牧場。自然と動物たちに1日遊んでもらえます。牧場内の美術館には予想を超える感動がありました。建物は建築家の磯崎新氏の設計で、シンプルですが美しいです。展示物もB館の3つ目の部屋は衝撃でした。あれが美術か否かは意見が割れると思いますが、インパクトの強さは強烈です。

イベント会場を出てから、群馬郡群馬町の"やすらぎの湯"へ立ち寄り、温泉でのんびりしました。飲んでも効く温泉だそうですが、癖があってチョット辛かったです。食事も美味しく、すっかり良い気分になりました。20時頃、施設を出る時にのほんの少しだけ雨が降りましたが、渋滞もなく21時半には無事帰宅。

鳶がクルリと2005年10月04日 01時51分51秒

2005/10/03(月)

キャスティングを間違えると、映画は辛くなってしまいます。
最後は不完全燃焼な終わり方に感じました。
悪くないんですが、ほんのチョットのことで大きく損をしてます。残念。

自己評価金額:\1,100-

大大阪80年栄光のナニワ歴史展2005年10月05日 23時43分53秒

2005/10/04(火)

渋谷の東急百貨店で開催していたイベントです。最終日に行ってきました。チケット売場で入場料(500円)を払おうとしたら、たまたま近くにいたお嬢さんから"良かったらこれを使ってください"と招待券を頂きました。ラッキー!

大阪の街・文化・風俗の歴史を紹介しますが、一番関心をひいたのは1970年の大阪万博に関する展示です。当時のポスターやユニフォーム、チケット類が多数あり、35年前にしては圧倒的な次世代感を出しています。それに比べて2005年の愛・地球博は、なんだったんでしょうか。
テーラー虎という仕立て屋さんが、裏地がタイガース模様になっているジャケットを売っていて、そのお洒落心に感心して勢い余って衝動買いしそうになりました。冷静になってタイガースファンでも、野球ファンでもないことに気付き散財を阻止しました。
門外不出の"ビリケン"の本物が展示されて、皆に触られまくってました。

イベント自体は楽しかったのですが、とても複雑な気持ちになりました。在りし日の賑やかな大阪と、現在の大阪のギャップはあまりにも大きく感じます。でも、阪神優勝のタイミングで、このイベントが開催されるのは見事です。

FIA F1世界選手権シリーズ 第18戦2005年10月06日 21時12分32秒

上記が正式なイベント名らしいです。いわゆるF1日本グランプリに今(木曜の夜)から出かけます。金曜の早朝に掛けて高速を走り現地入りし、金曜の宿だけはなんとか取ってますが、それ以外は成り行きです。
鈴鹿へはマンセルが現役を退いてから行ってないので、10年以上ご無沙汰してます。過去、数回行った時は、混雑で必ず酷い目にあってますが、天気にだけは恵まれています。でも、今年の現時点での天気予報は金・土・日とも雨です。どうやらとんでもない雨男(女?)が来場するのでしょう。私は晴れジンクスを持っているので、きっと何とかなると思います。

2005 鈴鹿F12005年10月12日 01時29分04秒

良い想い出を心に刻んで、10日(月)の深夜に帰宅しました。レース後に直帰すれば9日(日)の深夜に帰れるのですが、月曜日は愛知県蒲郡市のラグナシアで遊んでました。

私たち家族3人は6日(木)の深夜23時過ぎ、高速料金のETC割引(3割)の時間帯を狙って自宅を出発しました。片道400キロを前半と後半の100キロを私が、中盤の200キロをカミサンの運転でトラブルもストレスもなく7日(金)の早朝4時頃鈴鹿入りです。駐車場争奪戦はまだ始まっていないので、逆バンクゲート徒歩15秒の場所に3日間の駐車スペースを確保しました。金額は3日分で17,000円と高額ですが、徒歩10分圏内の相場が15,000円らしいので、ここで2,000円をケチる理由はありません。金曜の早朝で駐車場側も強気だし、こちらも長旅でヘトヘトなので交渉能力は著しく低下してます。
サーキットのオフィシャル駐車場だけは、木曜乗り込み組で満車のエリアも多かったですが、民間駐車場は選び放題の状況でした。

金曜日の鈴鹿の天気は曇り、チョット晴れ間が差したりもして、嫌な雰囲気の曇りではありません。午前と午後にフリー走行があります。開始時刻と同時に数台のF1マシンがコースインすると、脳ミソがシビレます。久々のF1サウンドに興奮を覚えますが、冷静になると90年代の方が個性があって魅力的だったような気がします。特にフェラーリとランボルギーニ。あきらかに他車とは差別化されたサウンドでした。

フリー走行の時点で、マクラーレンとルノーが頭抜けていることは明確でした。注目のトヨタとホンダはエンジンは良いけど、バランスはまあまあでドライバーの腕に依存している感じです。一番切れた走りをしていたのはトヨタのトゥルーリでした。フェラーリは思いの他スピードが乗らず、アレっという感じでしたが、フリー走行なので流しているのかも知れないと、この時はまだそう思ってました。
午後からは雨の予想とななり、みるみる雲行きが怪しくなってきたので午後のフリー走行は観るのをあきらめ、早々と伊勢の宿まで移動です。

<つづく>

ステルス2005年10月12日 01時44分38秒

2005/10/08(土)

エンターテイメントとして充分に楽しめます。いろいろ考えずに無心で楽しむ映画です。

鈴鹿のワーナ・マイカルシネマで観ました。似た考えの方も多いようで、映画館は混みあってました。

自己評価金額:\1,500-

2005 鈴鹿F1 【2】2005年10月13日 00時10分10秒

さて、8日(土)予選があります。その前にフリー走行もあります。
残念なことに雨が降ってきそうです。個人的には決勝レースは雨でもいいので、予選だけはドライコンディションで観たかったです。午前中から弱い雨が振り出し、フリー走行中に、ミハエル・シューマッハがスピンアウトしてマシンを壊しました。他のドライバーも慎重に走るので、スピード感はありません。雨を嫌ってか強豪チームはほどんど出てきません。

午後の予選が迫るにつれて、雨も上がり空も明るくなってきました。予選が始まる頃には、コースもほぼドライ(水しぶきがあがらない程度)です。これでウェットよりは本気でF1マシンが走れる環境が整いました。我ながら自分の神通力に感激しておりました。
予選の出走順は前回の成績下位者からなので、後半になればなるほど盛り上がる工夫がされています。予選でのF1マシンは今までとは別モノの切れた走りです。バランスの悪いクルマを絶妙にコントロールするクルサードのテクニックは圧巻です。驚くスピードで1コーナーに侵入してきたトゥルーリは、終盤にコースアウトしてしまいノータイムに。観客席から圧倒的な支持を受けている琢磨も、走りに元気はありません。という感じでだんだん凄いドライバーが出てくるぞ、という時に雨が落ちてきました。見る見るうちにコースは完全にウェットで、マシンは水しぶきを上げながらのタイムトライアルとなってしまいました。そんな訳で滅茶苦茶な予選結果です。遅いクルマが前で、速いクルマが後ろのグリッドでは、決勝の1コーナーでの惨事は避けられない予感がします。

この日は宿無しだったので、予選が終わると足早にサーキットを後に、鈴鹿市内の銭湯へ行きました。16時のオープン時間前に行ったので、混雑もありません。その後は深夜まで市内のショッピングセンターで時間をつぶし、駐車場まで戻ります。
車中泊です。チャイルドシートをトランクに移し、シートを可能な限りフラットな状態にします。左右の窓には新聞紙を張り、寝袋を布団代わり眠ります。結構快適で、子供は大喜びでした。

<つづく>

ラグナシア2005年10月14日 01時46分24秒

2005/10/10 (月・祝)

愛知県蒲郡市にある遊園地です。
楽しめます。
どこまでもディズニーを追いかけますが、クオリティーはそれほど劣化してません。ショーのレベルも高いです。頑張ってます。及第点は大きく超えてます。
隣接する商業施設フェスティバルマーケットはまあまあです。

2005 鈴鹿F1 【3】2005年10月15日 00時16分43秒

9日(日)いよいよ決勝です。
指定席だしゲートまで徒歩15秒だし、朝はのんびりしようと思ってましたが、8時丁度に会場アナウンスでピエール北川【※1】さんが、会場を盛り上げます。天気は快晴だし、テンション高くピエール節でグングン気持ちを煽るで、気付くとサーキットに向かって歩いてました。

サーキット内は既に凄い人の数です。観客も国際色豊かで、ところによりホンダのCF(F1観戦編)のような雰囲気になってます。ヨーロッパの人たちは、顔に応援する選手の国旗のペイントというのが基本スタイルのようでした。

私のレースのお目当ては、後方グリッドのツワモノたちです。特に金・土といいところのなかった、トゥルーリとモントーヤの走りが楽しみです。
テレビで見てても緊張と興奮が入り混じるスタートでは、大きな混乱はなかったですが、期待のモントーヤは1周目でビルニューブに押し出されてクラッシュしてしまいました。大きく落胆。この影響でセーフティーカーが入ってしまい、トヨタのブッチギリ作戦は玉砕です。
レース再開と思いきや、シケインで琢磨がトゥルーリを狙撃。もう応援したいドライバーがいません。しかたなく開幕戦で勝ったきり、いつの間にか日陰者になってしまったフィジケラを応援することにしました。しかし、チームメイトのアロンソよりもあきらかな遅さです。ついでにフェラーリの2台も悲しくなるほど遅いです。でもシューマッハはクルサードの次に唸るほど上手いドライビングでした。

マシンの優位性を活かして、ライコネンとアロンソは抜きまくりますが、しょっぱいマシンで入賞したクルサードに優勝同等以上の価値を感じます。
という感じで史上ないほどの盛り上がりを見せたといわれるレースも、個人的にはビルニューブと琢磨に楽しみを奪われた感があり、やや不完全燃焼でした。

レースが終わると、帰宅ラッシュに巻き込まれないようにサーキットのスクリーンでレースの録画を見たり、遊園地で時間を潰したりしたました。売店では、グッズの投売りもはじまったりしてます。特にルノーのカーナンバーを記載している商品は、来年は通用しないので値引率も高かったようです。さすがにフェラーリは値引き競争に巻き込まれず、ブランド力の強さを発揮してました。

今回鈴鹿行きを決めたのは、開催まで1ヶ月を切っていたので苦労もありましたが、ここまで楽しめるとは思ってませんでした。行きから帰りまで、渋滞も含めて一切のストレスがなく、家族3人が良い想い出を刻めました。
既に我が家では来年も鈴鹿に行こうということになっていて、席も今回の指定エリアがよいということで内定しています。来年は一部良席指定エリアのチケット値上げが決まっているようで、国内レースの不振をF1の高額指定券で穴埋めする魂胆には憤りを感じますが、まんまと罠にはまってしまいそうです。それから我が家の中途半端に古いイタリア車は、本当に良い活躍をしました。

<おわり>

【※1】ピエール北川 ↓
http://pk-racing.cocolog-nifty.com/